ストローク Q&A

ピクセルシェーダーとは、GPU (グラフィックカードもしくは、CPU に内蔵されているグラフィック機能) に搭載されているピクセル処理ユニットのことです。

最近の PC は、3 次元グラフィックスを高速に表示する機能がありますが、3 次元で表現された物体を高速に表示するためには、主に 2 つの機能が必要です。1 つは、3 次元の座標を 2 次元のディスプレイ座標に変換する機能。もう 1 つは、2 次元に変換された三角形パッチ内の色を決める機能です。

後者は、三角形パッチ内の色が一定でよければ、必要のない機能ですが、色を一定にすると、ポリゴンの見えるカクカクした絵になります。初期のバーチャファイターは、そのような描画になっていましたね。

テクスチャーを張ったり、三角形パッチ内の色をスムーズに変化させることで、ポリゴンが目立たなくなり、見栄えに大きく差がでるので、現在では必須の機能といってよいでしょう。

この、後者の機能を実現するユニットがピクセルシェーダーです。ちなみに、前者の機能は頂点シェーダーと呼ばれています。

ストロークにおけるピクセルシェーダー

シェーダーで行われる処理は、外部からプログラムとして与えることができます。例えば、頂点シェーダーにスクリーン座標を与えて座標変換を行わなければ、2 次元の画像処理をピクセルシェーダーに行わせることもできます。

ストローク では、そのような使い方により、テクスチャー画像を画面に表示するときの、回転と拡縮処理をピクセルシェーダーで行っています※。DirectX 9.0、ピクセルシェーダー 2.0 以上に対応した GPU が必要ですが、大くの PC で高速化されることが期待されるので、是非試してみてください。

※ バージョン 1.0.5 からの新機能です。