ストロークループアニメーターは、開始画像と終了画像の 2 つの画像の間の中間画像を自動生成して滑らかなアニメーションを生成しますが、開始画像と終了画像の間には、満たすべき条件があり、条件を満たさない場合はエラーが発生します。
長さの単位「ピクセル」/「mm」や、原稿の大きさは同じにする必要があります。
色空間、カラープロファイルは、sRGB に変換されるため異なっていても大丈夫ですが、あえて変える必要は無いでしょう。
レイヤーと図形の数や構造は一致させる必要があります。例えば、開始画像で三角形が 1 つなら、終了画像でも 1 つにします。終了画像で 2 つに増やしたい場合には、開始画像にも 2 つ用意しておいて、1 つを透明にして徐々に浮かびあがらせたり、画面の外に置いて、外から入るようなアニメーションを考えてください。図形の形が全く同じなら、開始画像でピッタリ重ねておいて、分離したように見せる方法もあるでしょう。
レイヤー、図形の「非表示」状態は、一致していなくてもかまいません。出力には、開始画像の「非表示」状態が使用されます。例えば、開始画像で「非表示」の図形は一貫して出力されません。
レイヤー、図形の制約と同様、図形を構成する制御点の数や構造 (つながり方) も一致させる必要があります。接線ハンドルについて、気にする必要はありません。例えば、三角形を四角形に変形したい場合、最低 4 つの点が必要なので、最初の三角形も 4 つの制御点で構成する必要があります。構造も一致させる必要があるので、制御点を「連結」したり、「切り離す」操作を使用すると制約がくずれます。
開始画像と終了画像では、レイヤー、図形の数、構造が同じなので、レイヤーと図形は、開始画像と終了画像とで 1 対 1 の関係を持ちます。それぞんの対応する図形とレイヤーでは、塗りの「あり」/「なし」が一致している必要があります。
また、塗りが「テクスチャー」の場合には、もう 1 方の塗りも「テクスチャー」である必要があります。すなわち、テクスチャーから別の種類の塗りへのアニメーションは補間できません (もちろん逆も不可です)。
「テクスチャー」の塗りを使用する場合、開始画像と終了画像とで、同じテクスチャー画像を使用する必要があります。「反転」属性 (左右反転 等) と「拡縮」方法 (横幅に合わせる 等) も一致している必要があります。
制約を保つ 2 枚の画像をそれぞれ 1 から作るのは大変なので、普通は、1 枚目の画像を編集して 2 枚目の画像を作成するのが簡単だと思います。
1 枚目の画像を編集して 2 枚目の画像を作成するときに、下記のような操作を行うと、制約がくずれます。制約がくずれても、1 枚目に同様な操作を行ったりすることで、制約が成立する状態に戻すこともできますが、難しくなるので、あまりおすすめできません。
また、図形を変形して反転させると、点の対応が逆回りになるので、期待しているようなアニメーションが生成されないことが多いと思うので、ご注意ください。
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