WIC って何？

Windows イメージングコンポーネント (WIC) は、主に、Windows プログラム向けの画像読み込み用ライブラリで、標準でよく使われる画像形式には全て対応しています。

WIC を利用している主なアプリケーション

WIC を利用している最も有名なアプリケーションは、windows フォトギャラリーでしょう。また、ミルノ PC フォトフレームでも、画像の読み込みに、Windows イメージングコンポーネント (WIC) を利用しています。

写真閲覧ソフト「ミルノ PC フォトフレーム」

WIC が標準で読み込み可能な画像形式

Windows イメージングコンポーネント (WIC) を利用しているアプリケーションでは、標準で以下の画像形式のファイルを読み込むことが可能です。

BMP (Windows Bitmap Format)
GIF (Graphics Interchange Format 89a)
アニメーション GIF (Graphics Interchange Format 89a)
ICO (Icon Format)
JPEG (Joint Photographic Experts Group)
PNG (Portable Network Graphics)
TIFF (Tagged Image File Format)
Windows Media Photo

ただし、Windows XP、Windows Vista では、アニメーション GIF のメタ情報 (表示秒数など) が読みこめなかったため、ミルノ PC フォトフレーム独自のコードで読み込んでいます。

また、ミルノ PC フォトフレームは、現在のところ、マルチフレームTIFF、アニメーションPNG には対応していません。

WIC は埋め込みカラープロファイルに対応

WIC では、埋め込みカラープロファイルを読み込む機能があります。埋め込みカラープロファイルとは、画像の色情報を解釈する方法を示したもので、カラープロファイルを利用することでより正しい色でディスプレイに表示したり、プリンタに出力することができるようになります。例えば、Nikon の一眼レフで撮影した Jpeg ファイルにはカラープロファイルが出力されるものがあるようです。

WIC では読み込み可能な画像形式を拡張できる

WIC では、標準で対応していないフォーマットでも、専用のコーデックをインストールすることで、読み込み可能にすることができます。例えば、キヤノンの Canon RAW Codec 1.8.0 をインストールすると、キャノンのデジタルカメラ独自の RAW フォーマット (.CRW) が読めるようになります。

キャノン同様、各社の RAW 形式も専用のコーデックをインストールすれば読み込みが可能になると思いますが、RAW 形式の現像にはとても時間がかかるのであまり、お勧めできません。

また、標準以外のフォーマットの画像形式の読み込みについては、動作確認がとれませんので、サポート対象外とさせていただきます。

各社 RAW 画像形式用 WIC コーデックのダウンロードページ

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