ミルノ PC フォトフレーム で指定できる 「設定画面 > 最適化タブ > 全般グループ > 画像キャッシュ」 は、画像に使用するメモリーサイズの上限です。この値が大きいほど、多くの画像ファイルが先読みされることになります。
詳しくいうと、現在表示中の画像が消費しているメモリー量と、先読みするメモリー量の合計の上限です。例えば、100 MB を指定した場合、表示中の画像の消費しているメモリー量が 100 MB に満たない場合、同じフォルダーのとなりの画像を先読みする処理が、メモリーサイズに到達するまで動きます。
なので、先読みを停止するには、メモリーサイズに 0 を設定します。読み込みが十分速ければ、先読みがなくても、さほど遅くはなりません。
多くの人にとって、ディフォルトの 100 MB が最適なサイズです。パソコンに搭載されているメモリー量が極端に少なかったり、あまり先読みさせたくない場合のみ、小さくしてください。大きな値を設定しても、さほど速くはなりません。
例えば、50 枚ずつ見ている場合、50 枚見ている間に次の 50 枚がキャッシュされていれば、最高速になります。それ以上先読みしても速くなりません。では、フォルダーを開いてすぐに、高速にスクロールさせて見るときはどうかというと、そもそも画像の読み込みが間に合わないので、先読みが働きません。
たくさん先読みされていて嬉しいのは、例えば、フォルダーを開いてから 10 分待ち、その後で、高速にスクロールする場合などですが、現実にはあんまり無いシチュエーションですよね。
また、今のところ ミルノ PC フォトフレーム は 32 ビットアプリケーションなので、OS の通常の設定では、利用できる最大メモリーサイズに 2048 MB の制限があります。ミルノで使用するメモリーは画像メモリーだけでは無いので、メモリーサイズに大きな値を設定してしまうと、画像以外に利用できるメモリー量が少なくなってしまうので、OutOfMemoryException が発生しやすくなります。
ミルノ全体で利用するメモリー量が、2048 MB に近づくほど、メモリーエラーが発生しやすくなります。ミルノでは、画像以外にもメモリーを使用するので、メモリーサイズには大きくても、1024 MB くらいにしておきましょう※。
※ 多くの人にとっては、100 MB で十分ですし、大きくしたい人は、256 MB くらいがおすすめです。
ミルノ PC フォトフレームの 64 ビットバージョンは、現在のところ、S.S.Software 月額会員 のみがダウンロードできます。64 ビットバージョンのミルノは、32 ビットバージョンの Windows では動作しませんので、ご注意ください。
64 ビットバージョンでは、メモリーの使用量に実質的な限界が無いので、パソコンに搭載しているメモリーに応じた値を自由に指定できます。ただし、ミルノが使用するメモリーは、「画像キャッシュ」のみではないのと、他のアプリケーションや Windows もメモリーを使用するため、搭載メモリーよりは少ない値を指定する必要があります。
感覚的には、搭載メモリーよりは、2 ギガバイト (2048 MB) くらいは小さい値を指定した方がよいでしょう。また、他のアプリケーションを同時に動かすことが多い場合は、より少ない値を指定しましょう。例えば、パソコンの搭載メモリー量が 8 ギガバイトなら、6000 MB くらいを上限と考えて設定します。
アプリケーションがたくさんのメモリーを使用して、搭載メモリーの空き領域が少なくなってくると、スワップというものが発生します。スワップは、あまり使われていないメモリー領域をハードディスクなどの、遅い領域に保存し、その領域が必要になったときに、メモリー上に読み込み直す処理です。この処理の発生中は、Windows 全体の動作が遅くなるため、そのような場合は、より小さい値に設定しなおすとよいでしょう。
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