バージョン 2.1.1 より、ミルノ PC フォトフレーム 単体で、LHA ファイル (拡張子は、lzh) を直接表示できるようになりました。(同梱の 7z.dll を使用します)
特に、日本で普及している書庫ファイル形式の一種です。ファイル名の拡張子は、lzh を使います。
書庫ファイルとは、複数のファイルを 1 つのファイルにまとめたものです。通常、圧縮アルゴリズムにより、元のファイル群よりも、ファイルサイズを小さくする機能ももちます。ただし、元のファイルがすでの圧縮済みの場合、ファイルサイズはあまり小さくならない傾向にあり、逆に大きくなることもあります。
LZH ファイルは考案者が使わないように呼びかけていたくらいなので、今となっては使わない方が無難です。LZH ファイルは展開してしまった方がいいでしょう。大変、普及していた形式なので、すぐに読めなくなる可能性は薄いですが、だんだんと不便な形式になっていくことは想像に固くありません。
普及率からいって、zip が最もおすすめです。ただ、zip にはパスワードで暗号化する機能があるのですが、ファイル名を暗号化できないので、注意が必要です。どういうことかというと、パスワードで暗号化した zip ファイルの中身は、パスワードが無いと読めませんが、中に入っているファイル名は誰でも見れます。
また、標準の暗号化方式だと、少し弱いので、AES-256 などより強い暗号化方式を選択した方がいいでしょう。
ファイル名も暗号化したい場合は、普及率からいって、7z か、RAR がおすすめです。どちらも、書庫内のファイル名も暗号化する機能を持ちます。もちろん、中のファイル名を暗号化しても、書庫自体のファイル名は誰でも見られるので、そこは注意してください。
7z はフリーウェア、RAR はシェアウェアです。どちらがより長く使えるかはわかりません。ソースコードが公開されている分、7z の方が強いかもしれないし、有料な分、RAR の方が保守する責任感が強いかもしれません。
ちなみに、ミルノ PC フォトフレーム では、Zip、7z、RAR をそのまま表示できるので、どれでも大丈夫です。それぞれの、パスワード付きファイルにも対応しています。ただし、使用しているライブラリーの性質上、Zip 以外の形式だと入力したパスワードが間違いかどうかがわからない場合があるので、少しだけ Zip 形式が使いやすいかもしれません。
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