DirectX は、主にゲーム開発用に用意された一連のライブラリーを指します。DirectX は、Direct3D、DirectSound、DirectInput、DirectShow など複数のライブラリーの総称なので「一連」です。ライブラリーとは、他のプログラムから利用されることを目的として作成されたプログラムの部品をセットにしたものです。
Direct3D は主に 3D グラフィックスを画面に高速に表示するためのライブラリーです。3D グラフィックスとは、主に、3 次元の点で表現された形状を 2 次元の画像に変換して表示したもののことです※。
※ 将来的には、3 次元のまま表示した場合も、3D グラフィックスと呼ばれるでしょうが、今のところ、あまり一般的ではありません。ちなみに、Nintendo 3DS みたいに飛び出して見えるものも、両眼用の 2 次元画像を 2 枚出力しているだけなので、3 次元のまま出力しているわけではありません。
ミルノ PC フォトフレーム で利用している DirectX は、今のところ、Direct3D だけですが、Direct3D は、DirectX の中で最も重要度が高いので、単に DirectX と言った場合には、Direct3D のことをいっていることが多いです。
ミルノ では 3D グラフィックスを扱っていませんが、Direct3D を使うと、2 次元の画像を高速に表示することもできます。現在のところ、リッチな 3D グラフィックスの表現にはテクスチャー画像と呼ばれる 2 次元の画像が必要とされているためです。テクスチャー画像は、物体の表面の色を画像で表したものです。例えば、単なる立方体でも、各表面に、1 ~ 6 個の点を持つテクスチャー画像を用意すれば、サイコロに、木目の写真を用意すれば、木の積み木みたいにできます。簡単に言えば、テクスチャー画像として普通の写真を使えば、Direct3D で写真を表示することができるわけです。もちろん、画像を劣化させずに、そのままの品質で表示するには多少のテクニックが必要ですが、それほど、難しくはありません※。
※ ゲームでは、ライフゲージやテキストによる説明文など 2 次元の画像をそのまま表示する必要もあるので、標準的な方法があります。
効果音などの音を扱うためのライブラリーです。
ジョイスティックなどの入力機器を扱うためのライブラリーです。
動画を再生するためのライブラリーです。
ご意見・ご要望などは
フォームメール
から送信してください。
更新情報は、
ブログ
でも配信してます。