バックアップするノ Q&A

Solid State Drive の略。フラッシュメモリに記憶するドライブで、ハードディスクの代わりに利用するものです。ハードディスクはレコードと同じように、回転する磁気ディスクにヘッド (レコードの針に相当するもの) を移動して読み書きするのに対し、SSD には駆動部分が無いため、高速に読み書きすることができます※。

※ 特にヘッドの移動にかかる時間が無いためランダムアクセスで違いが顕著に表れる。

同様の理由で読み書き時の衝撃にも圧倒的に強いため、特に持ち運ぶデバイス (スマートフォンなど) には採用するメリットが大きいと言えます。

弱点は、ハードディスクに比べて容量毎の価格が高いこと、同じ場所への書き込み可能な回数が少ないことがあげられます。また、壊れた場合のデーター復旧が難しい点も弱点の一つです。

SSD は壊れない？

壊れます。HDD と比較すると衝撃には圧倒的に強いですが、今のところ、それほど壊れにくいというものでも無いようです※。また、壊れたときには「復旧がほぼ不可能」なレベルになるので、より、バックアップが重要と言えます。

※ 2016 年現在の感想。ほぼ、壊れないような時代がくるといいですが無理でしょうね。

SSD からのデーター復旧は難しい

SSD のどこかに異常が発生すると、完全に読めなくなる可能性が高いようです。完全に読めなくなれば、分解修理が必要になり、個人で行うのはとても難しいでしょう。業者に頼めば復旧できる可能性もありますが、数十万単位の費用がかかります。また、業者にとっても SSD の復旧は難しいようです。

まず、SSD は同じ場所に書き込める回数の上限が決まっているので、データーを同じ場所ばかりに記録しないように、分散して記憶します。今のところ、標準の書き込み方が決まっているわけでもないので、各製品のコントローラーの挙動がわからないと復旧が難しいみたいです。また、メモリーチップ単位で壊れるため、HDD のセクター単位よりも壊れる領域が大きくなる傾向があり、復旧できるデーターも少なくなる傾向があるようです。

バックアップしよう!

ま、心配だけしていても意味が無いので、ハードディスクにでもバックアップしておきましょう。また、OneDrive などのオンラインストレージにもバックアップしておけば、大震災にも対応できるかもしれません。

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