rsync は、主に UNIX 系の OS で利用されているアプリケーションプログラムで、離れた場所にあるファイルやフォルダーを高速に同期するためのプログラムです。知らないけど、たぶん名前の由来は、remote-synchronize でしょうね。
r がたぶん remote なので離れた場所と書きましたけど、特に離れていなくても使えます。ただ、離れた場所でも使えるように、データー転送に時間がかかる場合でも、高速に動作するような仕組みを備えています。
rsync は、ファイル、フォルダー間の同期を取るソフトなので、バックアップ用途としては不十分です。特に 世代バックアップ機能 が無いので、論理的なエラーには対応できません※。
※ 最新のファイルを空っぽにしてしまったり、他のファイルで上書きしてしまったことに気付かずに同期する (rsync) と、バックアップファイルも壊れてしまいます。
rsync とは別ものですが rdiff-backup というものがあるようです。こちらは世代バックアップに対応しているので、バックアップとしては問題ありませんが、増分バックアップなので、ディスクの使用量を抑えることができるかわりに耐故障性は、低くなります。
バックアップするノ は作者作成のバックアップソフトです。Windows でしか動きませんが、GUI を備えているので、初心者にも使いやすいと思います。日付付きのフォルダーにフルバックアップを行うだけのシンプル設計なので、簡単に理解できます。日付は、バックアップ対象ファイルの更新日付のうち最新のものが使用されるので、更新が無い場合はバックアップはスキップされます。
増分バックアップと比べてディスクの消費量は多くなりますが、耐故障性は高いです。また、単なるフルバックアップなので、復元も普通に行えます※。
※ バックアップするノには、復元機能が無いので、エクスプローラーなどで自由に復元してください。復元作業は慎重にね ! 基本的にはファイルは消したり、上書きしたりせずに、リネームで対応するのがおすすめです。
基本的には指定されたフォルダー内のファイルを全てバックアップしますが、rsync にた書式の フィルターファイル を用意することで、コピーするファイルを細かく指定することもできます。ま、フリーウェアなので気軽にお試しください。
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