もし、失ないたくないデーターがあるなら必要といえます。データーが一箇所にしか記録されていない場合、その「場所」が壊れると、データーが永久に失なわれてしまいます※。もちろん、バックアップ (複製) があっても、失なわれることはありますが、不慮の事故によって失なわれる可能性は大幅に削減できます。
※ 全く同じデーターを入力しなおせるなら、頭の中にバックアップ (複製) があることになります。短いパスワードなどのデーターなら可能でしょうけど・・・。
失ないたくないデーターほど、自分でバックアップする必要性があります。例えば、適当に録音したカラオケ音声は、バックアップの必要が無いかもしれませんが、何回も録り直して完成させたヴォーカル音声には、バックアップの必要があるかもしれません。
マイナーなデーターほど、自分でバックアップする必要性があります。例えば、SMAP の「世界に一つだけの花」の音楽 CD データーは、メジャーなので、どんなに好きでも (失ないたくないとしても)、バックアップの必要性はあまりありません。日本中に複製があるので、もし自分のデーターが失なわれたとしても、お金さえ払えば、また手に入れることができるからです※。
※ 2016 年現在の話。千年後は状況が違うかもしれないので、これから、コールドスリープする人にはバックアップが必要かもしれません。
逆に、マイナーなアーティストの音楽データーほど、複製が少ないので、自分でバックアップする必要がでてきます。特に、自分で録音したデーターは、どこにも複製が無いので、必要なら、自分でバックアップを取りましょう。
最もありふれた例は、自分で撮影した「写真」でしょう。自分のであれ、家族のであれ、友人のであれ、その時の写真は、撮り直しが効きません。大事な写真は必ずバックアップしておきましょう。もちろん写真に限らず、自分で作成したデーターは稀少なので、必要に応じてバックアップしておきましょう。音楽、動画、イラスト、文章、プログラムなどが考えられます。
自分で作成したデーター以外でもマイナーなものはバックアップが必要です。特にウェブに公開されていなさそうな大事なデーターはバックアップを取っておく必要があります。もう誰も使っていないようなソフト、ゲーム、音楽、映像でも自分が好きなら大事なデーターです。失いたくないならバックアップが、重要です。
バックアップはなるべく「離れた」場所に作成した方がよいです。例えば、同じハードディスクドライブに複製を作成した場合、ドライブが壊れた場合には、オリジナルデーターと一緒にバックアップも壊れてしまいますが、別のドライブに複製しておけば、どちらかのドライブが壊れてもデーターは失なわれません。
さらに、別のパソコンにバックアップを作成しておけば、片方のパソコンが失なわれても大丈夫ですし、別の国にバックアップしておけば、1 方の国の全てのデーターが失なわれても大丈夫かもしれません。
とはいえ、宇宙ステーションにバックアップを作成するのは大変でしょうから、日本とアメリカにでも複製を作成しておけば、まず、大丈夫でしょう※。
※ それでも不安な場合はバックアップする場所を増やせば OK です。ただし、バックアップ場所を増やすほど、情報漏洩の危険性も増すので注意してくださいね。
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