あまり一般的な単語ではありませんが、文字画像とは、文字を画像データとして表したものです。普通、文字は画像の一種とは考えないので、ちょっと矛盾したような言葉ですね。
普通、コンピューターでは、文字を表現するのに、文字コードを使用します。文字コードの最も単純な例では、「あ」は、12354 のように、文字と数字との対応を決めて、文字を数字で表して、数字を文字として解釈します。
例えば、テキストファイルは単に数字の羅列に過ぎませんが、ある一定のルール (文字コード) により文字が数字に変換されて記録されていると考えることで、文字の並びとして画面に表示することができます。
テキストファイルにどの文字コードが使われているかを間違えると、保存したときと異なる文字として表示されます。これが通称「文字化け」です。
文字データは単なる数字ですから、画面に読めるように表示するには、画像に変換する必要があります。このときに使用される文字の形がまとまって入ったデータのことを、フォントと言います。
普通のホームページの文字は文字コードで表現された文字データです。今、まさに読んでいる、この文字もそうです。この文字が読めている場合、お使いのコンピューターにダウンロードされた、数字の並びが正しく解釈された後、フォントにより画像データに変換されてディスプレイに表示されていることになります。
Meiryo というフォントを使うように指定してあるので、お使いのコンピューターに Meiryo フォントがあれば、だいたい同じような見た目になりますが、コンピューターによっては、かなり違う見た目になる可能性もあります。
ホームページでは、文字データとともに、フォントを配ることにより、ある程度、文字の形をコントロールすることもできますが、いろいろと面倒です。1 つは権利の問題でフォントをまるまる配ることのできるフォントは少ない点。もう 1 つは、特に日本語の場合、まるまる配るとデータが大きすぎて表示が遅くなる点です。
文字を画像で表現したものです。人によって筆跡が異なるように 1 つの文字に対して、さまざまな表現が存在するため、文字を画像データとして保存することはあまりありません。文字による検索が非常に困難なうえ、データ量も増えるためです。
ただし、文字データは形の情報を含まないので、形が重要な意味を持つ場合には、文字データのかわりに、文字画像がよく使われます。例えば、ホームページでは商品名など、目立たせたい文字を表示するのに、文字画像が使われています。
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